突然届いたガス点検の案内。「え、また？」って思いませんか？
知らない人を家に入れることへの不安や、忙しい中での立ち会いの面倒さ。みなさん、同じような悩みを抱えているはずです。
でも、本当に断っても大丈夫なのでしょうか？今回は、ガス点検にまつわる疑問や不安を徹底的に解消していきます！
ガス点検って本当に必要？拒否や無視することもできる？
ガス点検（正式名称：ガス設備定期保安点検）は、ガス事業法によって定められた必須の点検なんです。
実は2016年からガス自由化が始まり、さまざまな会社がガス供給事業に参入しています。例えば関西電力や東京電力、ニチガスなど、電力会社もガス事業を手がけるようになりました。
そのため、ガス点検は以下の2つに分かれる場合があります。
・ガス機器の点検→契約しているガス小売会社が担当
・ガスメーターやガス栓の点検→都市ガス会社が担当
点検の頻度は法律で4年に1回と定められていますが、より安全性を重視して2年に1回実施する会社も増えているんです。
気をつけたいのが、事前連絡なしの突然の訪問。これは詐欺の可能性が高いので要注意です！
ガス点検を拒否するとどうなる？供給停止のリスクと対策を解説
「忙しいから」「面倒くさいから」と点検を拒否したくなる気持ち、よくわかります。
でも、ガス点検を拒否し続けると、最悪の場合はガスの供給が停止されてしまう可能性があるんです。
これは単なる「嫌がらせ」ではありません。法律で定められた点検を実施できない状態は、ガス会社としても運営上大きな問題となるためです。
さらに重要なのが安全面です。古くなったガス管からのガス漏れや、ガス機器の不具合は、一酸化炭素中毒や爆発事故などの重大な事故につながる可能性があります。
最近では、SNSで「ガス点検お断りシール」を貼る人も増えているようですが、実はこれは逆効果。むしろガス会社からの再三の確認や、最終的には供給停止のリスクを高めてしまう可能性があります。
ガス点検で家に入れたくない場合はどうする？ガス点検時の具体的な対策5選
では、不安を感じながらもスムーズに点検を済ませるには、どうすればいいのでしょうか？
以下の5つの対策がおすすめです！
1. 事前確認を徹底する
・点検員の身分証を必ず確認
・ガス会社に点検予定の確認を入れる
・不審に感じたら即座に断る
2. 立ち会い時間を工夫する
・家族がいる時間帯を選ぶ
・近所の方にも同席をお願いする
・休日対応が可能か確認する
3. 必要最小限の準備で済ませる
・ガス機器周辺だけ片付ける
・点検ルートの確保だけでOK
・お茶出しは不要
4. 安全対策を講じる
・玄関や勝手口を開けておく
・防犯カメラを設置する
・スマートフォンで録画する
5. コミュニケーションを取る
・作業内容を事前に確認
・不安な点は率直に伝える
・疑問点はその場で質問
実は点検時間は15分程度と、思ったより短時間で終わることがほとんど。「早めに済ませてしまおう！」という気持ちで臨むのがおすすめです。
また、せっかくの機会なので、ガス機器の使い方や省エネのコツを聞いてみるのも良いかもしれません。プロならではのアドバイスがもらえるかもしれませんよ。
まとめ
ガス点検は、私たちの安全な暮らしを守るための大切なステップ。不安や面倒な気持ちはありますが、これを機会に定期的なメンテナンスの習慣をつけていきましょう。
もし点検以外でガス臭いなどの異常を感じた場合は、すぐにガス会社に連絡を。早めの対応が、大きな事故の予防につながります。安全に暮らすための第一歩、一緒に踏み出していきましょう！
